「看護師 転職サイト」
と検索すると、たくさんのサービスが出てきます。
有名な会社。
テレビCMをしている会社。
「求人数○万件」と書かれている会社。
「おすすめランキング1位」と紹介されている会社。
いろいろあります。
でも、
「結局、どこに登録すればいいの?」
と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
転職サイトは、
有名だから
求人数が多いから
ランキング1位だから
という理由だけで選ぶ必要はありません。
大切なのは、
自分の地域・希望する職場・働き方に合うサービスかどうか
です。
今回は、看護師向け転職サイトや転職エージェントを選ぶときに確認したい7つのポイントを整理します。
まず「一番有名なサイト=自分に一番合うサイト」ではない
転職サイトには、それぞれ特徴があります。
たとえば、
全国の病院求人が多い。
地方求人に強い。
クリニック求人が多い。
訪問看護に強い。
非常勤・パート求人が豊富。
担当者のサポートを重視している。
などです。
つまり、
誰にとっても一番良い転職サイト
というものはありません。
自分の希望によって、使いやすいサービスは変わります。
看護師転職サイトを選ぶ7つのチェックポイント
まず先に一覧で見てみましょう。
① 自分の地域に求人があるか
② 希望する職場・雇用形態に強いか
③ 求人数だけでなく求人の中身を確認できるか
④ 担当者が自分の希望をきちんと聞いてくれるか
⑤ 連絡方法・連絡頻度を調整できるか
⑥ 書類・面接・条件確認など必要なサポートがあるか
⑦ 紹介された求人を断りやすいか
この7つです。
一つずつ見ていきましょう。
① 自分の地域に求人があるか
最初に確認したいのは、
全国の求人数ではなく、自分が働きたい地域の求人数
です。
たとえば、
A社
全国10万件
B社
全国5万件
だったとします。
数字だけならA社の方が多く見えます。
でも、自分が働きたい地域の求人が、
A社 30件
B社 80件
なら、B社の方が使いやすいかもしれません。
「全国○万件」に惑わされない
転職サイトでは、
公開求人数○万件
という数字が大きく表示されることがあります。
これはもちろん参考になります。
でも重要なのは、
自分が応募できる求人が何件あるか
です。
たとえば、
山梨県。
東京都。
地方都市。
離島。
など、地域によって求人状況は大きく変わります。
登録前に、
希望勤務地で検索できるか
確認してみましょう。
② 希望する職場・雇用形態に強いか
同じ看護師求人でも、
病院。
クリニック。
訪問看護。
介護施設。
健診センター。
企業。
保育園。
など、働く場所はさまざまです。
さらに、
正職員。
パート。
派遣。
夜勤専従。
など、雇用形態も違います。
「看護師求人が多い」だけでは不十分
たとえば、病院求人が非常に多いサイトでも、
自分が探しているのが、
クリニック・日勤のみ
なら使いにくいかもしれません。
逆に、
訪問看護に強いサービス。
美容クリニックに強いサービス。
介護施設に強いサービス。
などもあります。
自分の希望に合う分野を確認しましょう。
③ 求人数だけでなく「求人情報の中身」を見る
求人件数が多くても、
情報が少なければ比較しにくくなります。
たとえば、
月給30万円
だけでは十分ではありません。
本当に知りたいのは、
基本給はいくらか。
夜勤手当込みか。
固定残業代があるか。
年間休日は何日か。
試用期間はどうか。
です。
良い求人情報は「内訳」が分かる
求人を見るときは、
次のような項目が分かりやすく書かれているか確認しましょう。
基本給
各種手当
賞与
昇給
夜勤手当
勤務時間
年間休日
残業
試用期間
退職金
などです。
求人情報が具体的なほど、比較しやすくなります。
「月給○万円〜」だけで終わっていないか
たとえば、
月給28万円〜40万円
とだけ書かれている求人。
これを見ると、
「自分なら35万円くらいかな」
と思うかもしれません。
でも、
何を基準に決まるのか分かりません。
経験加算。
資格。
夜勤回数。
役職。
などの条件を確認できるかが重要です。
④ 担当者が希望をきちんと聞いてくれるか
エージェント型のサービスでは、
担当者との相性
が非常に重要です。
良い担当者は、
「どこでもいいですか?」
ではなく、
なぜ転職したいのか
次の職場で何を変えたいのか
まで聞いてくれます。
こんな担当者なら相談しやすい
たとえば、
「夜勤を減らしたい理由はありますか?」
「給与と休日なら、どちらを優先しますか?」
「通勤は何分までなら可能ですか?」
「急性期を続けたいですか?」
など、希望を具体的に確認してくれる担当者です。
紹介する前に、
あなたの条件を理解しようとしているか
を見るとよいでしょう。
少し気になる担当者の例
反対に、
希望していない求人ばかり勧める。
断っても何度も同じタイプを紹介する。
すぐ応募するよう急かす。
こちらの希望より「おすすめ」を優先する。
という場合は、
少し距離を置いて考えてもよいでしょう。
担当者は変更できる場合もある
「サービス自体は使いたいけれど、担当者とは合わない」
ということもあります。
その場合、サービスによっては担当者の変更を相談できることがあります。
一人の担当者と合わなかったからといって、
その会社全体が悪い
と決めつける必要はありません。
⑤ 連絡方法・頻度を調整できるか
看護師はシフト勤務です。
日勤。
夜勤。
夜勤明け。
休日。
と生活リズムが一定ではありません。
そんな中、
勤務中に何度も電話が来ると負担になります。
最初に希望する連絡方法を伝える
登録時に、
「勤務中は電話に出られないので、基本はメールでお願いします」
「電話は平日18時以降でお願いします」
などと伝えておくとよいでしょう。
LINE対応。
メール中心。
電話中心。
など、サービスごとに連絡方法も違います。
「連絡が多い=悪いサービス」ではない
連絡が早いこと自体はメリットです。
新着求人。
面接日程。
条件確認。
など、迅速な対応が必要なこともあります。
問題は、
自分にとって適切な頻度かどうか
です。
サービス選びでは、
連絡方法を調整できるか確認しましょう。
⑥ 自分に必要なサポートがあるか
転職サービスのサポート内容もさまざまです。
たとえば、
履歴書・職務経歴書の相談
志望動機のアドバイス
面接対策
面接日程の調整
職場見学の調整
給与・勤務条件の確認
入職日の調整
などです。
すべてのサポートが必要とは限らない
転職経験が豊富な人なら、
「求人情報だけ見られればいい」
という場合もあります。
一方、初めての転職なら、
履歴書。
面接。
条件確認。
まで相談できる方が安心かもしれません。
つまり、
サポートが多いサービスほど必ず良い
のではなく、
自分が必要なサポートがあるか
を見ることが重要です。
⑦ 紹介された求人を断りやすいか
ここは意外に重要です。
担当者から求人を紹介されると、
「せっかく探してもらったから応募しないと悪いかな」
と思う人がいます。
でも、
紹介された求人に応募する義務はありません。
断る理由を伝えると次に活かせる
たとえば、
「給与は希望に合いますが、年間休日110日は少ないので今回は見送ります」
と伝えます。
そうすると、
「この人は休日を重視している」
と担当者にも伝わります。
次回から、
より希望に近い求人を紹介してもらえる可能性があります。
応募を急かされても、一度立ち止まる
求人には募集期限があります。
人気求人なら早く決まることもあります。
しかし、
「今日中に応募してください」
などと強く急かされて、自分が納得していないのに応募する必要はありません。
少なくとも、
給与。
休日。
勤務時間。
夜勤。
通勤。
仕事内容。
は確認しましょう。
7項目を一覧で比較する
転職サービスを比べるときは、こんな表を作ると分かりやすいです。
| 比較項目 | サービスA | サービスB | サービスC |
| 希望地域の求人 | ◎ | ○ | △ |
| 病院求人 | ◎ | ○ | ○ |
| クリニック求人 | ○ | ◎ | △ |
| 求人情報の詳しさ | ◎ | ○ | ○ |
| 担当者 | ◎ | △ | ○ |
| 連絡方法 | メール可 | 電話中心 | LINE可 |
| 面接サポート | あり | あり | なし |
こうすると、
「有名だから」
ではなく、
自分に合っているか
で判断できます。
最初から5社、10社に登録しなくてもいい
多くの転職サイトへ登録すると、
求人情報は増えます。
しかし、
電話。
メール。
担当者との面談。
求人紹介。
も増えます。
在職中なら、それだけで疲れてしまうことがあります。
最初は1〜2社程度でも十分
初めて利用するなら、
まず1〜2社
から始めてみる方法があります。
使ってみて、
求人が少ない。
担当者と合わない。
別分野の求人も見たい。
となったら追加する。
この方が管理しやすいです。
複数登録するメリット
複数のサービスを使うと、
求人を比較できる
担当者の質を比較できる
別の求人を見つけられる
というメリットがあります。
同じ病院でも、掲載情報が違うことがあります。
複数登録するデメリット
一方で、
同じ求人を複数から紹介される。
電話が増える。
誰に何を伝えたか分からなくなる。
という問題もあります。
複数利用するなら、
どのサービスからどの求人を紹介されたか
メモしておきましょう。
同じ病院へ二重応募しないようにする
たとえば、
サービスAから○○病院へ応募。
その後、
サービスBからも同じ病院へ応募。
となると、採用側も混乱します。
応募状況はきちんと管理しましょう。
口コミ・評判はどう見る?
転職サービスを検索すると、
「連絡がしつこい」
「担当者がよかった」
「良い求人を紹介してもらった」
など、さまざまな口コミがあります。
口コミは参考になります。
ただし、
担当者
地域
転職時期
希望条件
によって体験は変わります。
一件の口コミだけで判断しないようにしましょう。
ランキング1位をそのまま信じない
インターネットには、
看護師転職サイトおすすめランキング
がたくさんあります。
でも、
なぜ1位なのか。
どんな基準で比較しているのか。
広告なのか。
を確認することが大切です。
自分に必要なのは、
ランキング1位のサービス
ではなく、
自分の条件に合うサービス
です。
「非公開求人が多い」だけで決めない
転職サイトでは、
非公開求人多数
という表現を見ることがあります。
非公開求人とは、一般公開せず登録者などに紹介される求人を指して使われることがあります。
でも、
非公開=高給与・好条件
と決まっているわけではありません。
最終的には、実際の条件を確認しましょう。
求人数より「自分の希望条件に合う件数」
たとえば、
公開求人10万件
と聞くと魅力的です。
でも、
あなたが探しているのが、
山梨県。
訪問看護。
日勤のみ。
年間休日120日以上。
通勤30分以内。
なら、
その条件に合う求人が何件あるかの方が重要です。
担当者に伝える「最初の5項目」
転職エージェントを利用するときは、最初にこの5つを伝えるとスムーズです。
① 勤務地
② 希望する職場
③ 希望給与
④ 夜勤・休日・残業条件
⑤ 転職時期
さらに、
優先順位
も伝えます。
伝え方の例
「年収より休日を優先したいです。年間休日120日以上を希望しています。」
「夜勤は可能ですが、月3回までにしたいです。」
「通勤30分以内を最優先にしています。」
こうすると、求人紹介の精度が上がりやすくなります。
担当者から聞いた情報も「確認する」
担当者から、
「この病院は残業少ないですよ」
と言われても、
可能なら、
月平均何時間ですか?
と具体的に確認しましょう。
「有給が取りやすい」
なら、
平均取得日数は?
と聞きます。
曖昧な言葉を、
数字に変える
ことが大切です。
「内部情報」にも頼りすぎない
エージェントによっては、
「職場の雰囲気」
「過去の採用状況」
などを教えてくれることがあります。
参考にはなります。
ただし、
職場は部署や時期によって変わることもあります。
最終的には、
自分でも職場見学をする
のがおすすめです。
登録前に確認したいこと
転職サービスへ登録する前に、公式サイトで、
運営会社
有料職業紹介事業の許可
プライバシーポリシー
退会方法
問い合わせ窓口
などを確認しておくと安心です。
個人情報を登録するサービスだからこそ、運営主体は確認しましょう。
転職サービスは「使ってから判断してもいい」
公式サイトだけでは、
担当者の対応。
連絡頻度。
求人の質。
までは分かりません。
そのため、
一度登録して使ってみる。
↓
合わなければ退会・変更を検討する。
という方法でも構いません。
「担当者に悪いから」と無理して使わない
サービスを利用してみて、
合わない。
連絡が負担。
求人がない。
となったら、無理して使い続ける必要はありません。
転職サービスは、
あなたが転職するための道具
です。
担当者に気を遣うことが目的ではありません。
こんな人は「求人検索型」から始めてもいい
担当者とのやり取りが苦手。
まだ転職するか決めていない。
まず求人相場だけ知りたい。
という人なら、
最初は求人検索型で十分です。
気になる求人が出てきてから相談型サービスを追加する方法もあります。
こんな人は「エージェント型」が向いている
初めて転職する。
働きながら探す時間がない。
希望条件を整理できていない。
履歴書や面接が不安。
給与・休日の確認を手伝ってほしい。
という人は、エージェント型が使いやすいでしょう。
転職サービス選びで一番大切なこと
ここまで7項目を説明しましたが、最終的に一番大切なのは、
自分の希望を尊重してくれるサービスか
です。
転職サイトの目的は、
「とにかく転職すること」
ではありません。
自分に合う職場を見つけるために使うものです。
7項目チェックリスト
登録・利用するときは、次を確認してみてください。
□ ① 自分の地域の求人がある
□ ② 希望職場・雇用形態の求人がある
□ ③ 求人情報が具体的
□ ④ 担当者が希望を聞いてくれる
□ ⑤ 連絡方法を調整できる
□ ⑥ 必要なサポートがある
□ ⑦ 求人を無理に勧められない
7項目すべて完璧でなくても構いません。
自分が重視する項目を優先しましょう。
「登録前」と「登録後」で2回評価する
サービスを選ぶときは、
まず公式サイトで、
登録前評価
をします。
その後、実際に利用して、
登録後評価
をします。
たとえば、
求人は多かった。
でも担当者との相性が合わなかった。
逆に、
求人件数は少なかった。
でも希望に合う求人を丁寧に紹介してくれた。
ということもあります。
良い転職サービスより「自分に合う転職サービス」
これは求人選びと同じです。
世間で評判が良くても、自分には合わない。
知名度は低くても、自分の地域では求人が多い。
ということがあります。
だから、
「どこが一番人気?」
ではなく、
「自分の条件ならどこが使いやすい?」
と考えましょう。
転職サービスを利用しても最終確認は自分で行う
担当者がどれだけ丁寧でも、
最後は自分で確認します。
基本給。
夜勤。
年間休日。
残業。
試用期間。
配属。
入職日。
などです。
内定後は、労働条件通知書などで最終確認しましょう。
転職サービス選びも「比較」が大切
求人と同じように、転職サービスも1つだけを見ると違いが分かりません。
できれば、
2つ程度を比較
してみるとよいでしょう。
求人。
担当者。
連絡方法。
サポート。
を比べると、
自分に合うサービスが見えてきます。
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