「看護師の転職サイトを使ってみよう」
そう思って検索すると、たくさんのサービスが出てきます。
どのサイトにも、
求人数が豊富
看護師専門
転職を無料サポート
非公開求人あり
など、魅力的な言葉が並んでいます。
すると今度は、
「結局どこを使えばいいの?」
という問題が出てきます。
でも、最初に知っておきたいことがあります。
すべての看護師にとって、一番良い転職サイトが一つだけ存在するわけではありません。
初めて転職する人。
自分で求人を探したい人。
地方で働きたい人。
クリニックへ転職したい人。
訪問看護へ行きたい人。
夜勤なしで働きたい人。
人によって必要なサービスは違います。
今回は、看護師転職サイトを比較するときに、
「人気ランキング」ではなく「自分に合っているか」
という視点で選ぶ方法を整理します。
まず結論|「おすすめ1社」ではなく目的で選ぶ
転職サイトを選ぶとき、
「1位はどこ?」
と探したくなります。
でも、本当に重要なのは、
自分が何をしたいか
です。
たとえば、
| あなたの状況 | 向いているサービス |
| 初めて転職する | 担当者のサポートが充実 |
| 自分で探したい | 求人検索が使いやすい |
| 忙しくて探す時間がない | 求人紹介型 |
| 地方で転職したい | 希望地域の求人が多い |
| クリニック希望 | クリニック求人が豊富 |
| 訪問看護希望 | 訪問看護求人が豊富 |
| 夜勤なし希望 | 日勤求人を絞り込みやすい |
| パート希望 | 非常勤求人が充実 |
このように、
転職目的によって選ぶサービスを変える
のがおすすめです。
看護師転職サイトを比較する7つのポイント
転職サイトを見るときは、次の7項目で比較すると分かりやすくなります。
① 希望地域の求人
② 希望する職場の求人
③ 求人情報の詳しさ
④ 自分で探せるか
⑤ 担当者のサポート
⑥ 連絡方法
⑦ 条件確認・面接支援
順番に見ていきましょう。
① 全国の求人数より「自分の地域」を見る
転職サイトでは、
求人数○万件
という数字が目立ちます。
でも、全国の求人数だけで選ぶ必要はありません。
たとえば、
全国10万件のサイトでも、
あなたが希望する地域では20件しかない。
一方、
全国5万件のサービスでも、
希望地域では100件ある。
ということも考えられます。
重要なのは、
自分が働きたい地域の求人がどれだけあるか
です。
地方で探す人ほど確認したい
東京・大阪などの都市部では、多くのサービスに求人が掲載されていることがあります。
一方、地方ではサービスによって求人件数に差が出ることがあります。
そのため地方で転職する場合は、
全国求人数ではなく都道府県別に検索
してみましょう。
② 病院だけでなく「希望する職場」があるか
看護師の転職先には、
病院。
クリニック。
訪問看護。
介護施設。
健診センター。
企業。
保育園。
などがあります。
転職サイトによって、得意な分野が違うことがあります。
クリニック希望ならクリニック件数を見る
たとえば、
「夜勤をやめたいからクリニックへ行きたい」
という人が、
病院求人中心のサービスを選んでも、希望に合う求人は少ないかもしれません。
逆に、
訪問看護へ転職したいなら、
訪問看護の求人をどのくらい扱っているか
を確認します。
③ 求人情報はどこまで詳しい?
求人数が多くても、
求人情報が、
月給30万円〜
だけでは比較しにくいです。
知りたいのは、
基本給。
手当。
賞与。
夜勤。
年間休日。
残業。
試用期間。
退職金。
などです。
情報量の多いサイトは比較しやすい
たとえば、
サイトA
月給30万円〜
だけ。
サイトB
基本給240,000円
資格手当20,000円
夜勤手当10,000円×4回
年間休日120日
賞与4か月
残業月平均8時間
まで書いてある。
どちらが求人を判断しやすいでしょうか。
当然、サイトBです。
転職サイトは、
求人の数だけでなく、情報の詳しさ
も比較しましょう。
④ 自分で求人検索したいか
転職サービスには、
自分で検索するタイプ
と、
担当者が求人を紹介するタイプ
があります。
さらに、両方できるサービスもあります。
自分で探したい人
たとえば、
「まだ転職するか決めていない」
「夜勤明けに自分のペースで見たい」
「電話はあまり受けたくない」
という人なら、
求人検索型
が使いやすいでしょう。
相談しながら探したい人
一方、
「どこへ転職すればいいか分からない」
「働きながら探す時間がない」
「初めての転職で不安」
なら、
担当者がつくタイプ
が向いています。
⑤ 担当者のサポートを比較する
エージェント型なら、サービスそのものだけでなく、
担当者
も重要です。
担当者によって、
希望の聞き方。
求人紹介。
レスポンス。
知識。
サポート。
が違うことがあります。
良い担当者かを見る3つのポイント
私は、次の3つを見ることをおすすめします。
希望を聞く
すぐ求人を紹介する前に、
「なぜ転職する?」
「何を変えたい?」
まで聞いてくれる。
数字で説明する
「この病院は休みが多いですよ」
ではなく、
「年間休日122日です」
など具体的に話す。
急かさない
「おすすめだからすぐ応募してください」
ではなく、自分で判断する時間をくれる。
この3つです。
担当者が合わなかったら?
転職サービスに登録して、
「担当者と合わない」
と感じることもあります。
その場合は、
担当者変更を相談する。
別サービスを使う。
という方法があります。
一人の担当者が合わないだけで、
転職活動そのものを止める必要はありません。
⑥ 電話・メール・LINEなど連絡方法を見る
看護師はシフト勤務なので、
連絡方法は意外に重要です。
勤務中。
夜勤前。
仮眠前。
に電話が来ると負担になります。
最初に連絡方法を指定する
たとえば、
「電話は18時以降でお願いします」
「勤務中に出られないのでメール中心でお願いします」
と伝えます。
サービスを比較するときにも、
自分が使いやすい連絡手段があるか
確認しましょう。
⑦ どこまで転職をサポートしてくれる?
サービスによってサポート範囲が違います。
たとえば、
求人紹介。
履歴書。
職務経歴書。
面接対策。
面接日調整。
職場見学。
給与条件確認。
入職日調整。
などです。
初めて転職するならサポートを重視
初めて転職する人なら、
求人を探すだけでなく、
履歴書→面接→内定条件確認
までサポートしてもらえるサービスが便利です。
一方、転職経験があり、
「求人さえ見られれば大丈夫」
という人なら、求人検索機能を重視してもよいでしょう。
タイプ別|こんな転職サービスが向いている
ここからは、目的別に整理します。
初めて転職する看護師
初めてなら、
エージェント型
を一つ使ってみる方法があります。
特に、
希望条件の整理。
求人選び。
履歴書。
面接。
条件確認。
まで相談できるサービスが便利です。
ただし、
担当者任せにはしない
ことが大切です。
紹介された求人は、自分でも確認しましょう。
転職するかまだ決めていない看護師
この場合は、
求人検索型
が使いやすいでしょう。
まず、
「自分の地域にはこんな求人がある」
「今より年間休日が多い」
「夜勤なしだと給与はこのくらい」
と相場を知るだけでも意味があります。
忙しくて転職活動の時間がない看護師
日勤・夜勤・残業で、
求人を探す時間がない。
という人なら、
求人紹介型
が便利です。
希望条件を伝えて求人を絞ってもらえば、探す時間を減らせます。
地方で転職したい看護師
地方の場合は、
対応地域を最優先
にしましょう。
全国規模のサービス。
地域密着型サービス。
ハローワーク。
ナースセンター。
病院公式サイト。
などを組み合わせるのがおすすめです。
クリニックへ転職したい看護師
病院求人の多さではなく、
クリニック求人件数
を見ます。
さらに、
日勤のみ。
土日休み。
診療科。
勤務終了時間。
中抜け。
なども確認しましょう。
訪問看護へ転職したい看護師
訪問看護なら、
求人件数だけでなく、
オンコール
訪問件数
移動手段
インセンティブ
教育体制
などの情報が詳しいサービスを選ぶと比較しやすくなります。
夜勤なしで働きたい看護師
「日勤のみ」で検索できるか確認します。
さらに、
クリニック。
外来。
訪問看護。
健診。
介護施設。
など、病院以外の求人も探せるサービスが便利です。
パート・非常勤で働きたい看護師
正職員求人だけでなく、
非常勤
パート
時短勤務
の求人がどのくらいあるか確認しましょう。
特に、
勤務日数。
勤務時間。
土日勤務。
社会保険。
などを比較します。
「ランキング1位」より自分の条件を優先する
インターネットには、
おすすめ看護師転職サイトランキング
がたくさんあります。
もちろん参考にして構いません。
ただし、
ランキング1位だから自分にも1位
とは限りません。
比較記事を見るときは「基準」を確認
たとえば、
ランキングの基準が、
求人数。
知名度。
口コミ。
サポート。
なのか。
広告報酬。
なのか。
読者からは分かりにくい場合があります。
だから最終的には、
自分の地域・希望条件で判断する
ことが大切です。
複数登録するなら何社?
最初から10社登録する必要はありません。
連絡が増え、
管理が大変になります。
まず、
1〜2社程度
を比較する方法で十分です。
2社使うならタイプを変える
たとえば、
A社:求人数が多い総合型
+
B社:希望職種に強いサービス
という組み合わせがあります。
または、
転職エージェント1社
+
自分で求人検索
でも構いません。
転職サイトだけで探す必要はない
第2回で説明したように、
求人探しには、
ハローワーク。
ナースセンター。
病院公式サイト。
直接応募。
などもあります。
転職サイトを利用する場合でも、
他の探し方と併用する
ことができます。
同じ病院を複数の場所で確認する
たとえば、転職サイトで○○病院を見つけたとします。
その場合、
○○病院公式採用ページ。
ハローワーク。
別の求人サイト。
も確認してみましょう。
求人条件について、より詳しい情報が見つかることがあります。
情報が違っていたら確認する
たとえば、
サイトA
年間休日120日
公式サイト
年間休日115日
なら、
どちらかが古い可能性もあります。
このまま応募せず、
最新条件を確認
しましょう。
転職サービスから紹介された求人も自分で読む
ここが大切です。
担当者が、
「この求人はかなりおすすめですよ」
と言っても、
自分でも確認します。
特に、
基本給。
固定残業代。
賞与。
年間休日。
残業。
夜勤。
試用期間。
退職金。
です。
転職サービス比較表を作ろう
サービスを比較するときは、次のようにすると簡単です。
| 比較項目 | サービスA | サービスB | サービスC |
| 希望地域の求人 | ◎ | ○ | △ |
| 病院求人 | ◎ | ◎ | ○ |
| クリニック求人 | ○ | ◎ | △ |
| 訪問看護求人 | ○ | ◎ | ○ |
| 求人検索 | ◎ | ○ | ◎ |
| 担当者相談 | ◎ | ◎ | なし |
| メール中心 | ○ | ◎ | ― |
| 面接サポート | ◎ | ○ | なし |
| 自分との相性 | ◎ | ○ | △ |
ここに実際に利用・比較したサービスを入れていきます。
この比較表は「提携後」に完成させる
このサイトでは、今後アフィリエイト広告を掲載する予定があります。
その場合でも、
広告報酬が高い順に並べる
のではなく、
読者にとっての使いやすさ
で比較することが重要です。
具体的には、
求人数。
対応地域。
施設種類。
検索機能。
サポート。
連絡方法。
など、できるだけ客観的な項目で比較します。
広告であることは明確にする
今後、転職サービスへのリンクがアフィリエイト広告になった場合は、
「PR」
「広告を含みます」
など、広告であることを分かるように表示します。
広告だからおすすめするのではなく、
おすすめできるものに広告がある場合だけ掲載する
という順番にすると、サイトの信頼性を保ちやすくなります。
「おすすめできない場合」は無理に載せない
ASPに登録すると、いろいろな転職サービスの広告案件が見つかるかもしれません。
でも、
提携できたから全部紹介する。
必要はありません。
自分のサイトの読者に合う。
条件が分かりやすい。
運営会社が確認できる。
利用方法が明確。
などを確認したうえで掲載します。
比較するときは料金より「サービス内容」
看護師向け転職エージェントでは、求職者側が無料で利用できるケースが多いため、
サービス比較では、
「料金が安い」
というより、
何をしてくれるか
を見ることになります。
求人数。
求人内容。
サポート。
担当者。
連絡方法。
が中心です。
自分に合うサービスを見つける5ステップ
迷ったらこの順番で選びましょう。
STEP1
自分の希望条件を決める。
STEP2
希望地域・希望職種の求人件数を見る。
STEP3
1〜2サービスへ登録する。
STEP4
求人と担当者の対応を比較する。
STEP5
合うサービスだけ残す。
最初から完璧な1社を当てる必要はありません。
登録後に確認する5項目
登録したら、
① 希望どおりの求人を紹介してくれるか
② 説明は具体的か
③ 無理に応募を勧めないか
④ 連絡頻度は適切か
⑤ 質問にきちんと回答してくれるか
を確認します。
こんなときはサービスを変えてもいい
たとえば、
希望と違う求人ばかり。
連絡が多すぎる。
質問への回答が曖昧。
応募を急かされる。
担当者との相性が悪い。
という場合は、
サービスや担当者を変える選択肢があります。
転職サイトは「契約相手」ではなく「道具」
一度登録したから、
最後までそのサービスを使わなければならない。
というものではありません。
求人を調べる。
比較する。
相談する。
という目的で利用します。
必要なくなったら利用を止めても構いません。
最後は必ず求人そのものを比較する
どんなにサービスが良くても、
転職先が自分に合わなければ意味がありません。
最終的に見るのは、
病院・施設の条件
です。
転職サービスの比較で終わらず、
紹介された求人を比較してください。
「サービスAとB、どっち?」より「この求人は自分に合う?」
転職サイトを選ぶことが目的になってしまうことがあります。
でも本来の目的は、
自分に合う職場を見つけること
です。
サービスはそのための入口です。
だから、
「一番人気のサイトは?」
ではなく、
「このサービスを使うと、自分に合う求人を探しやすい?」
と考えてください。
看護師転職サービス比較チェックリスト
最後にまとめます。
転職サービスを比較するときは、
□ 希望地域に求人がある
□ 希望する施設の求人がある
□ 求人情報が詳しい
□ 自分で求人検索できる
□ 必要なら担当者へ相談できる
□ 連絡方法を調整できる
□ 面接・応募支援がある
□ 無理に応募を勧められない
□ 自分自身でも求人を確認できる
この中で、自分が重視する項目を満たすサービスを選びましょう。
結論|「一番人気」ではなく「自分に合う」を選ぶ
看護師転職サイトはたくさんあります。
でも、
誰にとっても一番良いサービスはありません。
初めての転職ならサポート。
地方なら地域求人数。
クリニックならクリニック求人。
自分で探したいなら検索機能。
というように、
目的によって選ぶ基準は変わります。
まず希望条件を決める。
↓
1〜2サービスを比較する。
↓
実際の求人を見る。
↓
必要なら担当者へ相談する。
↓
最後は自分で労働条件を確認する。
この順番で利用しましょう。
転職サービスは、
「転職先を決めてもらう場所」ではなく、「自分に合う職場を見つけるための道具」
です。
あわせて読みたい
転職サービスを選ぶ 第1回|看護師の転職サービスとは?転職サイト・転職エージェントの違いと仕組みを解説
転職サービスを初めて利用する人は、まず仕組みから確認しましょう。
転職サービスを選ぶ 第2回|看護師求人はどこで探す?転職サイト・ハローワーク・ナースセンター・直接応募を比較
民間サービスだけでなく、求人を探す5つの方法を比較しています。
転職サービスを選ぶ 第3回|看護師転職サイトの失敗しない選び方|求人数・担当者・連絡方法など7項目をチェック
転職サイトを選ぶ7つの基準を詳しく解説しています。
求人の読み方 第15回|その求人、本当に大丈夫?求人票で見つけたい「気になるサイン」10項目
サービスから紹介された求人も、最後は自分で求人条件を確認しましょう。

コメントを残す