第2回|看護師求人はどこで探す?転職サイト・ハローワーク・ナースセンター・直接応募を比較

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「看護師の求人を探そう」

と思ったとき、あなたなら最初にどこを見ますか?

スマートフォンで転職サイトを検索する。

ハローワークへ行く。

ナースセンターを利用する。

気になる病院のホームページを見る。

友人や元同僚に聞いてみる。

実は、看護師の求人を探す方法は一つではありません。

そして、

「転職サイトを使えば必ず良い求人が見つかる」

というわけでも、

「ハローワークなら安心」

というわけでもありません。

それぞれに得意なことと、注意したいことがあります。

大切なのは、

一つの方法だけで探すのではなく、それぞれの特徴を理解して使い分けること。

今回は、

転職サイト・転職エージェント・ハローワーク・ナースセンター・直接応募

という5つの方法を比較します。


看護師求人を探す5つの方法

まず全体像を見てみましょう。

探し方特徴向いている人
転職サイト自分で求人検索自分のペースで探したい
転職エージェント担当者から求人紹介相談しながら探したい
ハローワーク公的な職業紹介地域求人も幅広く探したい
ナースセンター看護職向けの無料職業紹介看護職専門の支援を受けたい
直接応募病院等へ直接応募行きたい職場が決まっている

どれか一つを選ばなければならないわけではありません。

むしろ、

2つ、3つを組み合わせる

方が求人を比較しやすくなります。


転職サイトで探す

転職サイトは、インターネット上で求人を検索できるサービスです。

勤務地。

職種。

雇用形態。

給与。

年間休日。

施設形態。

など、さまざまな条件で求人を絞り込みます。

スマートフォンがあれば、自宅でも夜勤明けでも求人を探せるのが大きなメリットです。


転職サイトのメリット

最大のメリットは、

自分のペースで探せること

です。

たとえば、

「年間休日120日以上」

「自宅から30分以内」

「夜勤なし」

など、自分の条件で検索できます。

まだ本格的に転職するか決めていない段階でも、

「自分の地域ではどんな求人があるのかな?」

と情報収集に利用できます。


転職サイトの注意点

自分で探すタイプの場合、

求人を比較する。

応募する。

面接日を調整する。

条件を確認する。

といった作業を自分で進めます。

また、サイトによって掲載されている求人も違います。

一つのサイトだけを見て、

「この地域には良い求人がない」

と判断しない方がよいでしょう。


転職サイトが向いている人

自分のペースで転職活動をしたい

まず求人だけ見てみたい

担当者との電話連絡を少なくしたい

自分で求人を比較できる

という人に向いています。


転職エージェントで探す

転職エージェントは、担当者に希望条件を伝え、求人紹介などのサポートを受けながら転職活動を進める方法です。

前回の記事で詳しく説明したように、サービスによっては、

求人紹介。

応募。

履歴書・職務経歴書の相談。

面接対策。

面接日の調整。

条件確認。

などのサポートがあります。


転職エージェントのメリット

働きながら転職活動をする看護師にとって、

求人探しを手伝ってもらえる

のは大きなメリットです。

特に、

夜勤がある。

残業が多い。

子育て中。

など、自分で求人を探す時間が少ない人には便利です。

また、

「自分にどんな職場が合うか分からない」

という段階から相談できる場合もあります。


転職エージェントの注意点

担当者との相性があります。

また、紹介された求人が必ず自分にとって最良とは限りません。

紹介されたからといって、

必ず応募する必要はありません。

給与。

休日。

夜勤。

残業。

通勤。

仕事内容。

などを自分でも確認して判断しましょう。


転職エージェントが向いている人

初めて転職する

求人を探す時間がない

応募書類や面接が不安

条件について相談したい

一人で転職活動をするのが不安

という人に向いています。


ハローワークで探す

ハローワーク(公共職業安定所)は、国が運営する雇用サービス機関です。

求人情報の提供だけでなく、

職業相談。

職業紹介。

応募に関する相談。

雇用保険関係の手続き。

なども行っています。

もちろん、看護師求人も扱っています。


ハローワークのメリット

一つは、

地域の求人を探せること

です。

大規模病院だけでなく、

地域のクリニック。

介護施設。

福祉施設。

小規模事業所。

などの求人が見つかることがあります。

民間の転職サービスとは違う求人に出会える可能性があります。


ハローワークは在職中でも利用できる

「ハローワークは失業した人が行くところ」

と思っている人もいるかもしれません。

でも、そうではありません。

在職中でも仕事探しや職業相談に利用できます。

「今すぐ辞めるわけではないけれど、どんな求人があるか知りたい」

という段階でも利用できます。


ハローワークの注意点

求人票を見ただけでは、

実際の職場環境までは分かりません。

これは転職サイトでも同じです。

給与。

休日。

残業。

仕事内容。

試用期間。

などは求人票で確認し、

気になることは応募前・面接・職場見学などで確認しましょう。


ハローワークが向いている人

地元で働きたい

幅広い事業所を探したい

転職について相談したい

民間サイト以外の求人も見たい

という人に向いています。


ナースセンターで探す

看護師なら知っておきたいのが、

ナースセンター

です。

ナースセンターは、都道府県看護協会が都道府県から指定を受けて運営する、看護職の確保や就業支援などを行う仕組みです。

看護職向けの無料職業紹介事業も行われています。

オンラインでは、

eナースセンター

を利用して求人を探すこともできます。


ナースセンターのメリット

最大の特徴は、

看護職に特化していること

です。

看護師。

准看護師。

保健師。

助産師。

など、看護職の就業支援を行っています。

「久しぶりに看護師として復職したい」

という人の相談先としても利用できます。


復職を考えている人にも選択肢

たとえば、

出産。

育児。

介護。

その他の事情。

などで看護職から離れていた人が、

「もう一度看護師として働きたい」

と考えることがあります。

そのような場合にも、ナースセンターは知っておきたい窓口の一つです。

地域によって研修や復職支援などが行われている場合があります。


ナースセンターの注意点

ナースセンターだけですべての求人を網羅できるわけではありません。

民間転職サービスにしかない求人。

ハローワークに出ている求人。

病院が自院サイトだけで募集している求人。

などもあります。

そのため、

看護職専門だからナースセンターだけ見ればいい

というわけではありません。


ナースセンターが向いている人

看護職専門の相談先を利用したい

復職を考えている

地域の看護求人を探したい

民間サービス以外も利用したい

という人に向いています。


病院・施設へ直接応募する

意外と見落としやすいのが、

直接応募

です。

「この病院で働きたい」

と思う職場があるなら、その病院や施設の公式採用ページを確認してみましょう。

そこに、

看護師募集

が掲載されていることがあります。


直接応募のメリット

一番のメリットは、

自分が働きたい職場へ直接アプローチできること

です。

すでに、

「この病院で働きたい」

「以前からこのクリニックが気になっていた」

という場合は、わざわざ転職サービスから探す必要がないこともあります。

公式採用ページには、

採用情報。

看護部紹介。

教育制度。

福利厚生。

先輩看護師の紹介。

などが掲載されている場合もあります。


直接応募の注意点

応募。

面接日程。

給与確認。

入職日の調整。

などを、自分で行うことになります。

また、

「給与について聞きにくい」

「年間休日の内訳を聞きたい」

などの場合も、自分で確認する必要があります。


直接応募が向いている人

働きたい病院が決まっている

自分で条件確認できる

応募先と直接やり取りしたい

という人に向いています。


「知人・元同僚からの紹介」という方法もある

看護師の場合、

元同僚。

看護学校の同級生。

以前の先輩。

などから、

「うちの病院、募集しているよ」

と聞くことがあります。

現場の情報を聞けるのは大きなメリットです。

ただし、

知人にとって良い職場=自分にも良い職場

とは限りません。

紹介であっても、求人条件は自分で確認しましょう。


5つの方法をもう一度比較

より具体的に比較してみましょう。

項目転職サイトエージェントハローワークナースセンター直接応募
自分で求人検索
担当者への相談×
看護職専門◎の場合あり◎の場合あり×
地域求人
応募支援×
自分のペース
行きたい職場が明確

※サービス・地域・求人によって異なります。


結局、どこで探すのが一番いい?

これは人によって違います。

そこで、タイプ別に考えてみましょう。


初めて転職する人

おすすめは、

転職エージェント+自分で求人検索

です。

相談できる場所を持ちながら、自分でも求人を見る。

これなら、

担当者任せになりすぎません。


自分のペースで探したい人

転職サイト+病院公式サイト

が使いやすいでしょう。

気になる求人を見つけたら、病院の公式採用ページも確認します。


地元で転職したい人

ハローワーク+転職サイト+病院公式サイト

を組み合わせる方法があります。

地元の小規模な医療・介護事業所まで探したい場合は、ハローワークも確認してみましょう。


ブランクがあり復職したい人

ナースセンター

を選択肢に入れてみましょう。

求人だけでなく、地域で利用できる復職支援について相談できる場合があります。


行きたい病院が決まっている人

まず、

病院の公式採用ページ

を確認しましょう。

募集が出ていれば直接応募できます。

ただし、別の求人媒体にも同じ病院が掲載されていることがあります。

条件に違いがないか確認してみてもよいでしょう。


まだ転職するか決めていない人

この段階なら、

まず求人を見るだけ

でも構いません。

転職サイト。

ハローワーク。

eナースセンター。

病院公式サイト。

などで、

自分の地域に、

どんな求人があるか。

給与はいくらか。

年間休日は何日くらいか。

を見るだけでも、今の職場と比較できます。


一つの求人を複数の場所で確認する

気になる病院を見つけたら、

その求人を別の場所でも確認する

のがおすすめです。

たとえば、

転職サイトで発見。

病院公式サイトを見る。

ハローワーク求人も確認。

という方法です。

すると、

給与。

手当。

勤務時間。

年間休日。

募集部署。

などについて、より多くの情報を集められることがあります。


条件が違っていたら注意

たとえば、

転職サイトでは年間休日120日。

病院公式サイトでは年間休日115日。

となっていたら、

「どちらが正しい?」

と確認する必要があります。

掲載時期の違いなども考えられます。

応募前や面接時に確認しましょう。


求人数だけで決めない

転職サービスを選ぶとき、

求人数○万件

という数字が目につきます。

でも、本当に重要なのは、

自分が応募できる求人が何件あるか

です。

全国で10万件あっても、

自分の地域。

希望職種。

希望勤務形態。

希望給与。

に該当する求人が少なければ意味がありません。


求人の「数」より「自分との一致」

たとえば、

Aサービス
求人10万件

Bサービス
求人3万件

だったとしても、

自分が探している地域の訪問看護求人が、

Aでは10件。

Bでは30件。

ということも考えられます。

だから、

全体の求人数だけでサービスを選ばない

ことが大切です。


求人を見つけたら必ず確認したい項目

どこで求人を見つけても、確認する項目は同じです。

基本給

月給の内訳

賞与

昇給

年間休日

休日制度

残業

夜勤

試用期間

退職金

などです。

求人を見つける場所が違っても、

求人票を読む力

は必要です。


求人情報だけで職場を決めない

給与30万円。

年間休日120日。

賞与4か月。

残業月5時間。

求人票だけを見ると魅力的です。

でも、

実際の雰囲気。

教育体制。

人員配置。

忙しさ。

管理者との関係。

などは求人票だけでは分かりません。

可能なら、

職場見学

も活用しましょう。


求人探しは「入口」にすぎない

転職サイトでも。

ハローワークでも。

ナースセンターでも。

直接応募でも。

求人を見つけたら、

求人票を読む

職場について調べる

職場見学・面接

労働条件を確認

入職するか決める

という流れは同じです。


「一番いい求人の探し方」は一つではない

ここまで比較すると、

「結局どれが一番おすすめなの?」

と思うかもしれません。

答えは、

一つに決めなくていい

です。

むしろ、

複数の入口を持つ

方が求人を比較しやすくなります。


おすすめは「3方向」で探すこと

迷ったら、次の3方向から探してみましょう。

民間サービス

転職サイト・転職エージェント

公的・専門的なサービス

ハローワーク・ナースセンター

応募先そのもの

病院・施設の公式採用ページ

この3方向です。

一つだけを見るより、求人の選択肢を広げられます。


求人探しで大切なのは「比較すること」

最初に見つけた求人が、

月給32万円。

年間休日115日。

だったとします。

その求人だけを見れば、

「いい条件かも」

と思うかもしれません。

でも、

別の求人が、

月給30万円。

年間休日125日。

残業月5時間。

なら、

どちらが自分に合っているでしょうか。

これは人によって違います。

だからこそ、

求人は1件で決めず、比較すること

が重要です。


自分だけの「求人候補リスト」を作ろう

気になる求人を見つけたら、

スマートフォンのメモや表計算ソフトなどに、

病院名

基本給

月給

賞与

年間休日

夜勤回数

残業

通勤時間

気になる点

を書いておくと便利です。

3〜5件並べるだけでも、

自分が何を重視しているのか見えてきます。


求人探しで迷ったら、この順番

初めて転職するなら、

まず、

STEP1 自分の希望条件を決める

STEP2 複数の方法で求人を探す

STEP3 3〜5件を比較する

STEP4 求人票を詳しく読む

STEP5 職場見学・応募へ進む

という順番がおすすめです。

いきなり、

「おすすめ転職サイトランキング1位」

だけを見て決める必要はありません。


転職サービスは「求人を探す道具」の一つ

転職サイトにもメリットがあります。

ハローワークにもメリットがあります。

ナースセンターにもメリットがあります。

直接応募にもメリットがあります。

重要なのは、

どこから応募したかではなく、自分が納得できる職場を選べたか

です。

一つのサービスに頼り切らず、複数の方法を上手に使いながら、自分に合った求人を探していきましょう。


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